ゴマプリン事件
ひ 「ごしゅじん、なにしてるの?」
主 「これー(スマホのゲーム)」
ひ 「面白い?」
主 「今はつまんないね」
ひ 「ふーん」
主 「……おもろないし、そっちいこ」
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ひ 「きたー」
主 「どうも、こんにちは」
ひ 「ん(腕を抱き寄せる)」
主 「おっとっと。どした?」
ひ 「んーー(のしかかってくる)」
主 「……さみしかった?」
ひ 「うん」
主 「じゃあ、しばらくのんびりしましょっか」
ひ 「ん」
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主 「……」
ひ 「もう寝ちゃう?」
主 「このままだと寝そうだね……(なでなで)」
ひ 「おはなししたい」
主 「なにについて話そうか」
ひ 「なんにも決めてない」
主 「うーん……じゃあ、今真っ先に頭に浮かんだ食べ物教えて」
ひ 「ごま」
主 「……w ごまですか」
ひ 「じゃあ、ごまぷりん」
主 「ゴマプリンおいしいよね」
ひ 「うん」
主 「食べたい?」
ひ 「たべたい」
主 「買いに行く?」
ひ 「いくー」
主 「もうすぐ荷物届くからそのあとでね」
ひ 「んー」
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主 「すげー雨降ってる」
ひ 「ほんとだ」
主 「歩きになるけどいい?」
ひ 「いいよー」
主 「たまにはこういうのもいいね」
ひ 「ね」
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主 「日曜の夜ってこんなに人いないんだね」
ひ 「なんでいないの?」
主 「今日は休みだけど明日から仕事とか学校があるって人が多いからだよ」
ひ 「なるほど」
主 「まあ、俺らみたいなのはこうしてぶらぶらしてるわけだけど」
ひ 「ふふっ」
主 「こういう静かなところ歩くの好きだわ」
ひ 「そうだねー」
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主 「さて、ゴマプリンどこかなー」
ひ 「たのしみ」
主 「ゼリーとかババロア作るキットの近くに売ってそうだけど……ないな」
ひ 「ない?」
主 「普通のプリンしかない……」
ひ 「え……」
主 「デザートコーナー行ってみよう」
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主 「……ない」
ひ 「いーやーだー」
主 「そんなこと言われましても」
ひ 「なんでないのーー!?」
主 「ありそうなのになぁ」
ひ 「ゴマプリン……なんで……」
主 「そんなにゴマプリン食べたかったんだw」
ひ 「……(意気消沈)」
主 「このミルクプリンとかおいしそうだよ」
ひ 「……それにする」
主 「ざんねんだったね……」
ひ 「ざんねん……」
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ひーさんのごまぷりんへの執着がすごくて面白かったです。
背中にへばりついて悲しんでました笑
お湯と粉混ぜて、冷蔵庫で冷やすと3カップくらい作れるやつ、
絶対皆さんも見たことありますよね?
知らない間に死んでいたのか、人気がないから置いてないのか。
今度別のスーパーでも探してみようと思います。
買い物の帰りは雷が頻繁に鳴っていて、
ひーさんは空が光るたびに怖がっていたのですが、耳の毛(多分しっぽも)が逆立っているのが猫みたいで興味深かったです。
私と一緒ならぎりぎり大丈夫だけど、いきなり走って置いていかれたら絶対怒ると言われたので、手を握って歩きました。
傘で片手がふさがっていたので、普段はあまり使わないリュックタイプのカバンにして正解でした。