日々の生活で考えたこと、タルパとの日常などを記していきます。

te96で作成した狭ピッチ試作キーボードに薙刀式3Dキーキャップを対応させてみた

あまり作業風景が残っておらずすみません。

皆さんは自キ活楽しんでらっしゃいますでしょうか。
今回は現在、te96で試作中の狭ピッチキーボード(名称未定)
に大岡先生が公開されている薙刀式3Dキーキャップ(サドルプロファイル)
対応させてみたので、その様子を報告しようと思います。


まず、現状がこんな感じです。


キー数は40 or 44にする予定です。
最初はcorne と同様の使用感にしようと、小指外のキーも3段用意していたのですが、
上下段はあまり使わない、押しづらいことに気づき、
中段のみを残して廃止しました。


te96はe3w2qさんが pcbデータを公開していらっしゃる 狭ピッチキーボードを手軽に設計できるキットです。
PCBを設計する技術がなかったり、キー配置が確定していなかったりしても
はんだ付けさえできればオリジナルの配列を創り、それを何度も修正することができます。
ほかの方がキットとして販売してくださっている自キは素晴らしいものばかりですが、
それでも満足できないマニアたちのend game を手助けしてくれるのが本キットです。
狭ピッチはキットが少ないのはもちろんのこと、キーキャップの選択肢が限られてしまうことも
相まって、なかなか普及していないのが現状です。
ピッチは自分で決めたい、でも使いたいキーキャップが非対応。
だったら自分で削って対応させてしまおう、というのが今回のコンセプトです。

さて、本題のキーキャップの加工ですが、当初は上下段へのアクセスが最小になるよう、
中段を中心に削っていく予定でした。
しかし、右手側を削って試し打ちをしてみると、中段の打鍵時、指先が上段に引っ掛かり誤打が
多発してしまうことがわかりました。
私は大岡先生が提唱されている"撫でうち"を使っているため、押下時にキーの上を指が滑り、
打鍵開始時は問題なくても、押している途中で引っ掛かり誤打が発生してしまっているようです。
そこで、後半からはキーの下側を中心に削っていくことにしました。

切削にはこのハンドリューターを使用しました。

2000円くらいの安物です。
作業はキーをはめては接触している箇所を削っての繰り返しです。
幾度もミスをしてしまたっので、左右不揃いで少々不格好になってしまいましたが、
どうせ試作段階なのだからと割り切っています。

これを見てくださっている方の中に、キーキャップを削ろうと思い立つ人は
なかなかいらっしゃらないとは思いますが、
いくつか気づいたことがあったので、備忘録の意味も兼ねて記録しておこうと思います。

1.削る箇所はマーキングしておこう

中心点を決めただけだと左右にずれて失敗します。必ず削り取る場所すべでをマーキングしましょう。

2. キーキャップ天面はギリギリで削ってもいいが、側面は斜めに削り、底面側に余裕を持たせよう

見た目を美しくするためにも、削る箇所は最小にしたいところですが、
キースイッチにはいくらかぐらつきが存在します。キーを押下するにしたがってそのずれは大きくなる
ようなので、底面に行くにしたがって斜めに削るといい感じになります。

3. 削った個所はターボライターであぶろう。

単純に切削面が滑らかになるのはもちろんなのですが、キーを削ってしまったことによる
上下キーとの段差が滑らかになるという恩恵も受けられます。
ただ、これは天面の研磨には全く向いてないです。おとなしく手でやすりましょう。

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というわけで、報告は以上です。また何かあれば記録に残します。

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