マルチポテンシャライトという生き物について
こんにちは。
はじめましての方ははじめまして。
管理人のtrp3lと申します。
今回は私が持っている"マルチポテンシャライト"という特性について紹介しようかと思います。
このブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、私はその時々で絵を描いたり、サイトをつくったり、自作キーボードの設計をしたりと、いろいろな顔を持っています。
絵を描いているときに私の事を知った方は、私を絵を描いている人だと認識するでしょうし、プログラムのときはそう認識するでしょう。
じゃあ、今のお前はどの顔のtrp3lなんだと言われた時、実はちょっと前までラズパイでのHomeIoT構成にどっぷりで、最近は小額投資で遊ぶのにハマってるんだ。なんて言い出したら誰もが混乱されることと思います。
こいつは何がしたいんだ、この前描いてた絵は?プログラムは?と。
そんな、"〇〇をやっている人"という枠組みで表せない、私のような人間を表す言葉がマルチポテンシャライトなのです。
マルチポテンシャライトとは、エミリー・ワプニックが提唱した
マルチ:多岐にわたる
ポテンシャル:可能性を秘めた
アイト:人
という造語です。
彼女は同名の著書『マルチポテンシャライト』にて
私たちの文化においては、専門分野を持つことが成功への唯一の道とされ、大いに美化されている。
この枠組みにはまらない(中略)例えばこの世にやりたい事が沢山ある(中略)1つの仕事に絞れないという人は困ってしまうのではないか
と書いています。
本著では、そういったあらゆる事へ興味を持つ人々、マルチポテンシャライトが なんとなく感じている世間への後ろめたさを克服し、その力をのびのびと発揮するためのプランがいくつか紹介されています。
マルチポテンシャライトは"器用貧乏"、"中途半端で結局どれもパッとしない"、といった印象を持たれがちですが、そんなことはありません。
私を例にすると本職には及ばないものの、お金を取っても文句は無いくらいの画力、phpとjavascriptを理解してサイトを一からつくるプログラミング能力、他にもvbaのマクロで日々の業務を色々自動化してたり、etc.と実務に耐えうる能力が結構あったりします(隙自語)。
マルチポテンシャライトは興味を持った事にのめり込み、他の人より早く知識を習得できるという強みがあるため、何かにハマるたびすぐにコツを覚え、仕事などへ繋げられるのですね。
自分がマルチポテンシャライトかも、と思った方、
なんて自分は毎度中途半端なのだろう、どうしてあれだけハマっていたのにいつも途中で投げ出してしまうのだろう。
そう思っている方は是非本著を読んでみてください。きっと自分という存在の見え方が大きく変わると思います。
また、マルチポテンシャライトかも、という人に出会ったら、なにかに専念したほうがいいよとアドバイスしたり、前の〇〇はもう辞めてしまったのかいと聞くのではなく、是非 今は何をやっているの?何故それをやろうと思ったんだい?と聞いてあげてください。
目を輝かせてあなたの知らない新しい世界を紹介してくれるはずです。
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今回はこんなところで。それでは。